子どもの矯正歯科治療は特別な治療?
少し昔のイメージだと、矯正歯科治療は一部の人だけが行う特別な治療というイメージかも知れません。
ですが、現代の子どもたちは少し違います。
「最近の子どもはあごが細い」
「噛む力が弱くなっている」
という話をニュースなどで耳にしたことはありませんか?
子どもの噛む力が弱くなってあごが発達せず細いままでいると、正しい位置に歯が生えず歯並び・噛み合わせが悪くなってしまいます。
昔では起こり得なかった問題が現代の子どもたちの口に現実に起こっているのです。
本来、乳歯が抜けて一回り大きな永久歯に生え替わる時期には、あごが鍛えられて大きく成長していなければなりません。
しかし、やわらかい物ばかり食べているとあごが発達せず、永久歯が生えてきても十分なスペースが足りなくなってしまうのです。
すると、狭いスペースに永久歯が乱れて生えてきて、歯並びが悪くなるのです。
見た目よりも大事な歯ならびの話
「矯正歯科」「歯ならび」というと見た目を連想される方が多いと思うのですが、
実は見た目よりもずっと大切なことがあります。
歯ブラシが届かない歯ならびは当たり前ですが、磨いていない歯なので虫歯になるのです。
よく言われる「でこぼこスパイラル」というのは
@:歯にでこぼこがある
A:歯ブラシが届かない場所ができる
B:そこに虫歯の菌がたまって虫歯になる
C:治療をしても、また虫歯になりやすい
D:また虫歯になってしまう
という悪循環です。
お子様の健康を守るのはお父さん、お母さんの大切な役目です。